いつも傍にいるわけじゃない

いつも傍にいてくれるわけじゃない

それでもこの心はいつでもあなたを探している

今はもうあなたの事が見えないけれど

それでも私は…



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「滝くん、今日もお勉強するの?」

「あぁ、そろそろ入学の日が近いからな、も私と一緒に勉強するか?」

「無理だよ〜、…私頭悪いもん」

「そんな事じゃこの先生きていけないぞ」



それはまだ二人が小さな頃の思い出

滝夜叉丸は既に忍術学園への入学を決意し、入学前から勉強に励んでいた

隣で不安そうに滝夜叉丸を見上げているのは幼馴染の

体が少し弱く、いつも目に涙を溜めていた様な気がする



も忍術学園に入れば良いのに」

「ふぇ?私が??」

「そうだ、そうすればずっと一緒にいられるんだぞ?」



幼い滝夜叉丸は胸を張ってに言うが、はもじもじしながら滝夜叉丸の袖の裾を掴んだ



「でも…私の家はあんまりお金ないし……それに私なんか邪魔になっちゃうだけだよ…」

「そんな事ない、は絶対邪魔なんかじゃないぞ」

「……いいの、私ここで滝くんが帰って来るの待ってる」



は滝夜叉丸の裾を握る手にきゅっと力を込めると滝夜叉丸を見上げて笑った



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「……………」





見慣れた天井がそこにあった

滝夜叉丸はゆっくり起き上がり一度伸びをする



「…懐かしい夢を見たな……」



昔の思い出を夢に見た

まだぼんやりと夢の続きが頭をちらつく

滝夜叉丸は頭を振って一気に立ち上がる



「顔でも洗うか」



目を覚ます為に顔を洗おうと井戸へ行く

まだ早いらしく人の気配は無い

静かな庭で一人井戸のつるべを下へと下ろし水を汲んだ

一気に井戸水で顔を洗う

夏が近いとは言え流石に早朝の井戸水は堪える



「っはぁ……」



持ってきていた手ぬぐいで丁寧に顔の水を拭い、滝夜叉丸は井戸に腰かけた

目を瞑れば今朝の夢に出てきたの顔が目に浮かぶ



「………帰ってみるか…」



滝夜叉丸は懐かしい幼馴染の事を思いふっと笑った



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野道を一人歩く

何年も訪れていなかったのにほとんど昔と変わらぬ景色

それは何処か暖かで、胸を締め付けるような懐かしさがこみ上げる

滝夜叉丸は一つ一つの風景を楽しむようにのんびりと歩きながらのいる村へと向かった



「ん……あれは…………?」



道中、滝夜叉丸がふと顔を上げると、そこには先端に小さな鈴を付けた杖を持って歩いている少女

どうやら少女は滝夜叉丸に気付いていないようだ



「……………!?」



暫く近付いてくる少女を見つめていたが、ふとした拍子に気付く



昔良く一緒に遊んだ懐かしい幼馴染

滝夜叉丸は思わずの方へと走り寄る



!!」

「……!?」



滝夜叉丸が近付くと、はびくっと一瞬体を強張らせた



だろう?私だ、滝夜叉丸だ、覚えていないか?」

「滝夜叉丸……滝………滝、くん…?」

「そうだ、私だ!!」



滝夜叉丸は笑いながらの手を取った

そして違和感に気付く



?……何故こちらを見ない…」



滝夜叉丸が声を掛けてもは目を閉じたまま困った様な表情を見せている

がゆっくりと見開いた目は青っぽく霞み、虚ろ気に滝夜叉丸の方を向いた



「まさか……その杖……鈴……………お前、目が…?」



滝夜叉丸がそう尋ねるとは戸惑いがちにこくりと頷いた



「……目…、見えなくなっちゃったの……」



は悲しそうに笑いながら滝夜叉丸にそう告げた



「そんな……一体いつから…」

「滝くんがいなくなってから…丁度二年くらい経った時……かな」

……」

「あ、そうだ、丁度良いから一緒に村に戻ろう?私も今から戻る所だったの」



は滝夜叉丸にそう声を掛けるとゆっくりと歩き出した

慣れたものでほとんど杖を使わないで歩いている



「待て、そのままじゃ危ないだろう」

「でも…ここら辺の道は歩きなれてるから大丈夫だよ」



声を頼りに滝夜叉丸の方へ振り返るとはにっこり微笑んだ

滝夜叉丸はそんなの表情に思わず顔を赤らめるが、にはどうせ見えていない

滝夜叉丸はそっとに近付くとその体を抱き上げた



「た、滝くん!?」

「そのまま歩かれては私の気が持たないのでな、少し我慢すると良い」

「あ、あの……でも…」

「何、遠慮する事は無い、これで私は力もあるからな」



滝夜叉丸はいつもの様に高笑いしながらを村へと運んで行った

それはさながら人攫いの様に



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「あの…ごめん、ね」

「何、気にする事は無い、私が勝手にした事だ」



村の入り口でそっと腕からを下ろすとが申し訳無さそうに呟いた

滝夜叉丸は気にするなと言うとの手を取り村へと入っていった



「滝くん、おじさまとおばさまには会いに行かないの?滝くんの事凄く心配してるよ?」

「何、あの二人には後で会いに行くさ、今はの家に久々に行きたいんだ」



村を出たその日から全くと言っても良い程変わりない村の風景に滝夜叉丸は思わずほっとする

やはり帰る場所があると言う物は良い、そんな事を思いながらの家に向かった



「あら、お帰り大丈夫だった…………って……あらあら滝夜叉丸くんじゃないの!!」



の家に着く、滝夜叉丸が開いた扉をくぐりが中へ入るとの母親が中にいた

最初を出迎えた母親は、の後ろに居る滝夜叉丸を見て驚いた



「あら〜、随分とまぁ逞しくなって……一段と男前になったわねぇ」

「ご無沙汰してますおばさん、今日はちょっと久々に帰って来て見ました」

「そうなの〜…丁度良いわ、あがってあがって、何にも無いけれど、お茶くらいは出すわ」



の母親はそう言うが早いか台所へ消えていった



「あの……滝くん、ごめんね?お母さんはしゃいじゃって…」



は困ったように笑いながら滝夜叉丸にそう言うと草鞋を脱ぎ部屋へと上がった



「滝くんもどうぞ…あまり変わってないと思うけど」

「あぁ、邪魔する……そうだな、昔見た時とほとんど変わらない……懐かしいな」

「滝くんのお家だってそんなに変わってないと思うよ」

「ふむ…まぁ後で一応寄ろうとは思っているけどな」

「一応って…滝くん両親に会いに来たんじゃないの?」

「いや、実は…」



居間に二人で腰掛けて話をしていると、丁度の母親がお茶を運んできた



「はいはい、どうぞ粗茶ですが、ゆっくりしていってね」

「これはどうも…ほら



滝夜叉丸は湯のみを二つ受け取ると、その一つをの手へ握らせた



「あ、ごめん…」

、一々謝る必要はないぞ」

「うん…」



こうして暫くお茶を飲みつつ色々な事を話したが、やがてが席を立つ



「何処へ?」

「この格好だと少し寒いから上に何か着てくるね」

「そうか」

「うん」



そのままは慣れた足取りで居間を通り抜け自分の部屋へと行ってしまった



「……おばさん…失礼な事を聞くようですがの目は……一体どうして…?」



の母親と二人きりになった所でためらいがちに尋ねると、母親は少し悲しそうに話しだした



「後天性の網膜剥離らしいのよ……」

「網膜剥離…」

「えぇ…滝夜叉丸くんが村を出てから2年程した日…川の方へ薪拾いに行って…そこで転んで目を傷つけてしまったの」

「…………」

「最初は何ともなかったんだけど…後から少しずつ視力が悪くなっていって…それっきり……」

「そう……だったんですか…」



滝夜叉丸が俯くと、それ以降会話は無く

やがてが戻ってきた



「滝くん…そろそろ家に顔出さなくて良いの?」

「あ、そうだな……それじゃぁ私は今日はもう帰るよ」



滝夜叉丸はそう言うと立ち上がり玄関へと向かう



、私は2,3日はここにいるつもりだ、明日また会いに来ても良いか?」



草鞋を履いてくるりとを見てそう言うと、は少し戸惑った様に尋ねた



「会いに来てくれるの…?」

「あぁ、その為にここへ来たんだしな」

「その為って…」

「それではまた明日な、おばさん、今日はお邪魔しました」

「いいのよ、いつでも遊びにいらっしゃいね」

「えぇ、それでは」



滝夜叉丸はそのまま去って行ってしまった



「…………」

、どうしたの?」

「あ、ううん……何だか久しぶりだからちょっと緊張しちゃって」



暫く玄関から動かないに母親が声を掛けるとは苦笑しながら呟いた



「滝くん……昔と変わってた?」

「そうねぇ、随分と男の子らしくなってたわよ、相変わらず綺麗な顔立ちは変わらないけど」

「…………そっかぁ…」



はぼんやりとそれだけ呟くと、自分の部屋へと戻っていった



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、迎えに来たぞ」



朝、10時を少し回った頃だろうか、約束通り滝夜叉丸がやって来た



「滝くん…おはよう」

「あぁ、おはよう、今日は一日何か予定はあるか?」

「予定は……」



はちらりと母親を見る



「いいわよ、折角だし今日くらいはゆっくりしなさい」



母親はそう言って笑った

はくるりと滝夜叉丸の方へ向き直り嬉しそうに笑った



「大丈夫だって」

「そうか、それじゃぁ行くぞ」

「い、行くって何処に………ひゃぁ…!?」




滝夜叉丸はそう言うと昨日の様にをひょいと抱え上げそのままの家を後にした



「あらあら…」



滝夜叉丸に連れ去られたを見て母親は苦笑した



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「あ、あの……滝くん…私一人で歩けるよ…」

「私に抱き上げられるのは嫌か?」

「い、嫌とかじゃないけど…」

「なら問題ないだろう、昔は良く抱きついて来てただろう?」



滝夜叉丸はそう言いながら笑った

一方は顔を赤くして小さくなってしまう



「それより何処にいくの?」



抱きかかえられたままなので方向も何もわからない、

滝夜叉丸が一体何処へ向かっているのか、今のには何もわからなかった



「久しぶりなので昔良く行った池に行こうと思う」

「池って……あの天神様の池?」

「あぁ、昔良く遊んだだろう?」

「うん…」

「少し静かな場所へ行きたいので丁度良いだろう、あそこは滅多に人も来ないしな」



こうして二人はそのまま池へと向かった

途中何度か休み、やがて目的の池へと辿り着く



「ここも全く変わっていないな」

「そう……なのかな?」

「あぁ、はもうここへは来ていないのか?」

「うん…お母さんが駄目だって…」

「それもそうか…」



滝夜叉丸はをそっと地面へ下ろすと大きな木の下に腰掛けた

そよそよと暖かな風が木陰に腰掛ける二人を優しく包んでいく

暫くはたわいもない話に花が咲いた

滝夜叉丸はに学園での生活の事を話して聞かせる



「でな、その三木ヱ門と言う奴がまた腹の立つ奴で…」

「仲…良いんだね」

「良くなど無い、あいつよりも私の方が数段成績も良いしな」

「滝くんらしいねぇ」



もまた嬉しそうに滝夜叉丸の話しに聞き入っていた



「それにしても…は随分と美しくなったな」



滝夜叉丸は、ふと自分の隣に腰掛けて座っているを優しげに見つめて呟いた



「そ、そんな事ないと思うけど……」

「いや、私がそう言うのだから間違いは無い」



滝夜叉丸が自信満々にそう言い張るとは苦笑していたが、やがて伏せ目がちに目を開いた



「滝くんも……きっとずっと格好良くなってるんだろうね…」



見えない目で滝夜叉丸の方を見つめは笑った



「残念だなぁ……滝くんの事…見たかったのに………」

……」



の諦めた様なその笑みに滝夜叉丸は戸惑った

しかし、すぐに頭を振ると滝夜叉丸は片手での小さな両手を取り、もう片方の手での腰を引き寄せた



、私は昔より大分美しくなったぞ」

「え…?」

「筆記、実技共に成績も良い、将来も有望だと自負してる」

「う、うん……」

「どうだ、そんな私の嫁に来たいとは思わないか?」

「………ぇ?」



滝夜叉丸の申し出にの頭は真っ白になり事態が飲み込めない

何とか聞き返すと滝夜叉丸は得意げに語った



「私はが好きだったんだ、それで久々にの夢を見て懐かしくてここへ戻ってきた…」

「………」

が全く変わってしまっていたらと言う不安もあった、何せ5年ぶりくらいだしな」

「うん……」

「だがやはりのままだった。前よりも益々美しくなってはいたが…私の想いは消えずに済んだ」



顔を赤くして滝夜叉丸の話しを聞いていたはやがて堪えきれずに静かに涙を流し始めた



「何故泣く必要がある?」

「………なの…」

「ん?」

「駄目……なの…」

「駄目って…何がどう駄目なんだ……?」



静かに泣き続ける

滝夜叉丸が尋ねると嗚咽を漏らしながらこう言った



「滝くんの事…好き………なの…」

「ならば何故…」

「私は目が見えないから…家事も……炊事も…満足に出来ない……」

「そんな事……」

「私なんかが一緒に居ても…迷惑掛かるだけなの……滝くんは優しいからそんな事ないって言ってくれるけど…」



は流れる涙を袖で掬うと滝夜叉丸の方を向いた

その顔は今にも消えてしまいそうなのにとても真剣で

滝夜叉丸も初めて見るの思いつめた様な表情に思わず息を飲んだ



「私はきっと何も出来ないから……私の事は忘れて…滝くんは他の人と幸せになって…?」



のその言葉に滝夜叉丸は思わず立ち上がり声を荒げる



「どうして……どうしてそんな事言うんだ!!私はが好きだ!その気持ち、だって同じなのだろう!?」



そんな滝夜叉丸の訴えには悲しそうに俯いて答える



「………だって……もう…そうするしかないんだもん………私は…滝くんのお荷物にはなりたくないよ…」

「荷物なんかじゃない!私にはしかいないんだ……頼むからそんな悲しい事を言うな……!!」



滝夜叉丸はそう言うとの前にしゃがみ込み、未だ涙の伝う頬に口付けた



「好きだ」

「滝……くん…」

「私の欲しいのはだけだ、他の女など欲しくは無い」



それだけ言うとの唇を塞いだ



「…………」

「…………」



ゆっくりと唇を離し、滝夜叉丸はを見つめる



「目が見えない事など気にするな」

「でも……」

、明日忍術学園に行こう」

「学園に……私が?」

「あぁ、うちの村は小さいからな、医者も満足な治療は行えないだろうが、うちの学園ならその辺は心配ない」

「で、でも…」

「心配するな、学園長はあれで中々懐が広い。の相談くらい乗ってくれるだろう」

「あ、あの…」

「さぁ、そうと決まれば村に戻って仕度しないとな!!」



滝夜叉丸は再びを抱えて立ち上がるとそのまま猛スピードで村へ戻っていった



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「と、言うワケです、おばさん、暫くをお借りします」

「あらあら、どうぞどうぞ、持ってちゃって、、滝夜叉丸くんに迷惑掛けないようにね」



の母親は明るく笑いながら仕度を手伝う



「え、あ、あの……お母さん……本当に良いの?」

「あら、だって滝夜叉丸くんが良いって言ってるんだもの、断ることないじゃない?」

「で、でも…」

「さあ行くぞ!!」

「え…あ……」



滝夜叉丸はご機嫌で村を後にした

はまだ戸惑っているものの、その表情は何処か嬉しげで…





「ん…?」

「大丈夫だ、きっとお前は私が幸せにするからな」



滝夜叉丸はそう言うと自分の腕の中で顔を赤らめるの額に軽く口付けた



「………有難う…」



は更に顔を赤くしてお礼を言うと、しっかりと滝夜叉丸の着物を掴み、滝夜叉丸の耳元でそっと呟いた



「滝くん……大好き…」



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いつも傍にいるわけじゃない

いつも傍にいてくれるわけじゃない

それでもこの心はいつでもあなたを探している

今はもうあなたの事が見えないけれど

それでも私は…アナタを愛しているのです



-END-



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'04/05/12